真健康への道
■ステップ1 現代社会の問題点
  誰もが知っておきたい「これだけは避けたいもの」


5. 腸内を清潔にすることの大切さ

  これまでで、「遺伝」、「環境」、「生活習慣」の中で、健康へのインパクトが大きいのは、生活習慣や環境である点はすでに説明しました。いよいよステップ1の最終章です。ここでもう一度、一番大切なことを復習してみましょう。

<復習問題>
 生活習慣と密接な係わりあいを持つのは( A )環境、特に血液やリンパ液などの( B )環境を正しく整えることは非常に重要です。

(A)、(B)に入る言葉はそれぞれ別の言葉です。次のどれでしょうか。
 
1、体内  2、自然  3、体液

それでは答えです。

 生活習慣と密接な係わりあいを持つのは体内環境、特に血液やリンパ液などの体液環境を正しく整えることは非常に重要です。

 健康維持、病気治療において最重要課題であると言えます。つまり、万病のもとは体内における体液環境、つまり、血液の環境にあると言っても過言ではありません。

口から入った食べ物が栄養となるまでには、次のような流れがあります。

噛むことによって唾液と交じり合い胃にはいる
胃に入った食べ物は胃酸などにより消化される
消化された栄養分が小腸により吸収され、血液に乗って各組織へ

 体の細胞は全部で約60兆個と言われます。この60兆個の全細胞に栄養が配分されます。この時に、食べたものすべてがきちんと消化されていればよいのですが、
ストレス、運動不足、不眠、過労、運動不足、加齢、病気などさまざまな理由により未消化物が発生するとこれらは大腸へ送られます。大腸の中の温度は40℃近くあり、100種類以上の雑菌がありますので、1日もたたないうちにすぐに未消化物は腐敗便へと変わります。
 夏の暑い時期に、食べ物を外に出しておくとすぐに腐って異臭を放ちます。これと同じことが体の中でおこってしまうわけです。想像してみると、非常に気持ちの悪いことではないでしょうか。
 そして、体の中でくさった食べ物は、腐敗便となって毒素を作り、血液を汚す最大の原因となります。特に、肉、魚、卵、牛乳などの動物性タンパクは腐り易い傾向にあります。また、「食べ過ぎ」も消化不良を起こし腐敗便の原因になりやすいと考えられています。

 日本人の腸は長い?

 ここでまたひとつ問題です。

 <問題>
 日本人と欧米人ではどちらの腸が長いでしょうか?


 答えは「日本人」です。伝統的に菜食中心の食生活を送ってきた日本人は、遺伝的に欧米人の腸と比較して長くなっています。つまり・・・、

欧米人に比べて日本人の腸は長い
体内に腐敗便がとどまる時間も長い
腐敗便の有毒素を吸収する時間も長い

 最近にみられる食事の欧米化に伴って、日本人の大腸ガンが急増している理由がここにあります。肉食のライオンなどは腸が短いのですが、これは腐敗便をなるべく早く体外へ排泄するためです。

 また、女性と男性を比較すると、女性の方が、男性より肛門の長さが短いため、どちらかというと男性の方が大腸ガンにかかり易い傾向にあります。
 現代社会生活を考えた場合、未消化物が発生する原因であるストレス、不眠、過労、運動不足などの原因を取り除くことは、なかなか簡単にはできません。
 そこで次善の策として、発生してしまった腐敗便をなるべく早いタイミングで取り除く努力が必要なのです。その具体的方法は下記の3つです。
腸をきれいに保つ3つの方法
ビフィズス菌などの善玉腸内細菌や酵素を取り入れて
腸内異常発酵を抑えてきれいに保つ
腸洗浄により、大腸内を定期的に洗い、腐敗便を取り除く
断食により、胃、小腸、大腸などの消化器官内を空にする

 これらの中で、とりあえず簡単に誰にでも行えるのは腸内善玉菌を取り入れる方法です。具体的方法については、ステップ2でご説明します。
 また、腸洗浄も自宅で行える方法があり、費用対効果のバランスを考えると断然この方法がお薦めです。多少の訓練が必要になりますが、具体的やり方に関しては、ステップ3でご説明致します。
 また、断食も非常に効果的な方法です。断食は腸の中の掃除のみならず、自己免疫力アップにもなり、精神修養(ハイヤーセルフの認識など)効果もあり、心の健康、霊性を高める意味でも大変お薦めです。ただし、自宅で行うにはそれなりのKnow-howを習得する必要があります。断食の具体的方法に関しても、ステップ3でご説明致します。

 歯磨きと同じように、腸洗浄も習慣にしよう
 口は食べ物の入り口、大腸や肛門は食べ物の出口です。歯はほとんどの人が毎食後、少なくとも毎日磨いているはずです。2、3日歯を磨かないと気持ち悪いという人はかなり多いと思います。
 ところが、出口である肛門や大腸に関しては、生まれて以来一度も洗った事がないという人は非常に多いのではないでしょうか。腸をきれいに保つことの大切さを認識して、一日も早く腸洗浄を毎日の生活に取り入れられることをお薦めします。

腸洗浄による効果
 肌が見違えるほどきれいになる。
 脳の働きがよくなる。
 各種生活習慣病の改善に抜群の効果
 添加剤、保存剤、着色料、農薬、化学肥料などの異物が排泄される

 1、肌が見違えるほどきれいになる


  女性の方は、お化粧など顔のお肌のお手入れを一生懸命にする人は非常に多いです。しかし、腸の中の肌(腸のひだ)のお手入れを意識している人は非常に少ないのではないでしょうか。

 よーく、考えてみてください。
顔や手足の肌と腸の中のひだはつながっています。体の外側に向いている皮膚か、内側にある皮膚かの違いだけで、つながった自分の皮膚なのです。腸のひだを引き伸ばすとテニスコートより大きい面積になると言われています。

 この部分が腐敗便で汚れているのに、小さな面積の顔だけきれいにしてもきれいになる訳がありません。逆に言うと腸の中をきれいにすると、皮膚の面積の大部分がきれいになったことになりますので、化粧などしなくてもすべすべの赤ちゃんのようなお肌になってきます。もちろん、その上でお顔の手入れをされるとますます美肌に磨きがかかるでしょう。

 一度腸洗浄を試されると、確実に効果を実感していただけると思います。通常、2〜3日で効果がわかります。手の肌や、顔の肌がつるつるしてきて、つやがでる感じがわかるはずです。

 2、脳の働きがよくなる


 大腸をきれいに保っておくと脳の働きが非常によくなります。 脳の働きが活発になり、正常に動き出すと、全身への健康管理の指令が非常にスムーズに出るようになり、体のバランスが整えられます。当然、
免疫力、自然治癒力は断然アップしてきます。
 逆に言うと、脳にトラブルのある人はほぼ100%と言っていいほど、大腸に問題があるようです。(脳のトラブルがある所と同じ側の大腸に問題があることが多い傾向にあります)

 3、各種生活習慣病が改善される


  ガン、心臓病、脳血管障害、糖尿病、高脂血症、アトピー、アレルギーなどいろいろな生活習慣病がありますが、ほとんどが
血液の汚れに原因があります。

 腸洗浄により腐敗便がなくなり、大腸がきれいになることにより、血液がきれいになると、上記のような生活習慣病のうち初期段階のものは、簡単に回復に向かいます。ただし、すでに症状が進行して、各種器官に器質的変化が起きている状態では、健康な時と全く同じ状態に回復することは難しくなります。あるいは回復したとしても、かなり時間がかかるケースが多くなります。

 予防医学が大切だと言われる訳はここにあるのです。ウイルスや細菌などの感染は別にして、生活習慣病の場合、健康な人がある日突然病気になることは100%ありえません。
健康人と病人の間に未病という半病人の状態が必ず存在します。未病の状態で体は何らかのサインを発しているのです。このサインに早く気付いて、まだ器官への器質的変化が起きる前の状態で、血液をきれいにするなどの適切な処置をすれば、比較的簡単に、短期間で完全に健康な状態まで回復することが可能なのです。器質的変化が起きる前に、対処することの大切 さがご理解頂けると思います。

 4、添加剤、保存剤、着色料、農薬、化学肥料などの異物排泄される

 最近の食生活の乱れにより、何も考えずに生活をしていると、添加剤、保存剤、着色料、農薬、化学肥料などとんでもない異物がどんどん体内に取り込まれていきます。

 これらの異物を代謝し、体外へ排泄するために体は非常に大きな負担を強いられています。腸洗浄によりこれらの異物の排泄を助けることは、
肝臓、腎臓などへの負担軽減につながります。腸内洗浄の詳しい方法は、本格的な真健康を目指すステップ3で説明します。体の細胞一つ一つを健康にしていくために、できることからチャレンジしてください。


 定期的な体の点検は健康の基本!

 体をつくっているたくさんの細胞や臓器を「部品」に置きかえて考えてみてください。例えば、たくさんの部品からなるものに「車」があります。車は1、2年に1回は必ず故障や不備がないかなど、点検というかたちで全てチェックされます。自分の体であっても同じこと、いや、それ以上にチェックを怠らないようにするべきです。定期的にチェックをして、問題が小さいうちに正常に戻しておく事を心がけることが必要です。なぜなら、車の場合は、部品交換ができますが、人間の場合は部品交換ができないからです。

 
生まれた時に神様から預かった体を大切に死ぬまで使う必要があります。
 人生はお一人様一回限り、体の部品も一セット限りと決まっています。


(輪廻転生という考え方もありますが、これは体の健康のあとの心の健康のコーナーで紹介致します)

 死ぬ時悔いのない人生を送るために何が大切かをよーく考えて、優先順位を見失わないように、健康に十分注意されることをお薦めします。それには、血液が汚れないように常に心がけることが必要です。仮に体調をくずしたとしても、半病人の状態で早めに適切な対処をすることが大切です。その適切な対処の中で、最も重要な対処方法のひとつが
腸洗浄なのです。
 ステップ1のまとめ

 ステップ1はいかがでしたか?5つの項目に分けて、誰もが知っておきたい「基本の基本」を説明してきました。「体液環境」など少々聞きなれない言葉を、現実に「自分の体のことなのだ」と身近に感じたたりすることができれば、それは体への理解を深めたということです。歴史的背景による健康へのアプローチなどを読んでみて、「今まで気がつかなかったなぁ」など簡単にでも感じることがあれば、それも健康体を目指す大切なステップです。このステップ1の中で、ひとつでも新しい発見があったならば、もうすでに真健康へ近づいているのです。
 どうぞステップアップをしてさらに真健康を目指してください。わからないところや、別の質問をしたいという方は、どうぞ遠慮なくメール相談室よりメールを送ってください。

お疲れさまでした!ステップ1は終了です。
基本事項を理解されたあなたはもう真健康へ近づいています!

この調子でステップ2へ進みましょう!
(準備中)

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